代表者挨拶

　最近は、社会的な課題にも目を向け、新たな事業にも挑戦しています。

　これまで自然エネルギーと向き合う中で得た知識、経験、ネットワークを活かし、今度は人が生きるエネルギー源である「食」と「農」を通して、これからの茨城の可能性について探求し、地元鹿行を中心に、自律した「持続可能な経済圏」の確立を目指しています。

　具体的には、エコワンファーム株式会社と提携して、太陽光発電パネルの下の農地を活かした「営農型太陽光発電（ソーラーシェアリング）」など、エコワンならではの手法で新たな農業を始め、農地の二重利用を積極的に進めています。また、荒地を耕し、ファームで大切に育てた「さつまいも」を加工した焼き芋屋も始めました。

　新築した本社事務所は、環境に配慮した自然エネルギー活用の手本となるべく、電力の自給自足を実現し、お客様にもおすすめしております。

　この豊かな鹿行の地で、弊社の考えにご賛同いただいた事業者様、お客様と共に発展して行くことが、私達の願いであり、目標です。

　より、この地域に根ざし、貢献すべく、社員一丸となって取り組んでいく所存です。

　今後も、どうか変わらぬご支援ご鞭撻をお願い申し上げます。

　弊社は、この鹿嶋市近郊の恵まれた環境、地の利を活かし、太陽光発電設備等の企画・開発業務を中心に地域密着型の企業として平成２７年４月に活動を開始し、おかげさまで１０期目を迎えました。

　この間、大型台風による大雨災害や、現在も収束の兆しが見えない新型コロナウイルスの流行など、大きな苦難がいくつもありましたが、地域の皆様に支えられ、変わらぬサービスを提供することができておりますことを、心より感謝申し上げます。

　弊社が立地する茨城県鹿行地区は、太平洋に面する鹿島灘と豊富な水を湛える霞ヶ浦の間に位置し、全国でも有数の日照時間に恵まれています。また、鹿島灘の海岸線は、風力発電に最適な場所として既設の風車が林立している地域です。さらに、工業生産と物流の拠点として整備された鹿島港と臨海工業地帯に隣接しており、バイオマス発電に必要な資材の調達も容易なことから、正に“自然エネルギーの宝庫”とも言える無限の可能性を秘めた地域です。

　また、東京近郊の他県に比べ、土地の価格がまだまだ安価であることも、この地域の魅力を一層際立たせている要因の一つとなっています。

令和６年１月

株式会社エコワン

代表取締役　山田　孝行